2009.01.02 Fri
ガザ空爆について
空爆開始後、衛星テレビ局アルジャジーラニュースでは連日その様子を伝えています。
イエメンの首都、サナアの人々は電気屋や商店のテレビに集り見入っていました。
また、乗り合いバスの中でもガザのことを話している人ばかりで、
それぞれ自分が見聞きした情報を交換し合っていました。
論調は、やはり反イスラエル。
同じアラブ人としてパレスチナは同胞なのです。
アルジャジーラニュースでも、 『死亡』 ではなく 『殉教』 という
単語を用いて亡くなった人々を表現している点から
『イスラエルによる反イスラーム』 の意味合いを持たせているように感じました。
以下、インターネットニュースからの記事を抜粋します。
それに対する私見も併記しますが、それは飽くまで個人的見解となること御理解下さい。
>>ガザを激しく空爆していることを受けアラブ諸国の街頭では市民デモが行われている
イエメンも同様、官製デモが各地でありました。
携帯電話には、官製デモの時間と場所が明記されたメールが配信されたため、
多くの国民がこのデモに参加しました。
デモ開催日の朝、出勤すると配属先の玄関にはデモの開催場所へ行く大型バスが
3台駐車しており、次々に職員が乗り込んで行きました。
その日はそれ以外にもデモ行進をしている多くの人々も目にしました。
>>ヨルダン議会のある議員が議長命令を無視してイスラエル国旗を燃やし、
>>一部議員の拍手喝さいを浴びる一幕があり、
>>この映像はアラブ諸国のメディアで繰り返し放送された。
>>イエメンの首都サヌアでは何千人ものデモ参加者が、
>>イスラエルと米国の国旗を燃やした。
>>あるデモ参加者は『アラブ連盟や加盟各国の指導者は役立たずだ』など
>>とコメントした。
国旗を燃やすパフォーマンスに一体何の価値があるのでしょうか。
個人的には、何ら建設的なパフォーマンスだとは思えません。
確かにイスラエルとアメリカは裏では繋がっているかもしれませんが、
今、アメリカの国旗を燃やしてどうしようと言うのか・・・全く理解できません。
そもそものデモの目的が摩り替わっているように思えます。
>>2008年06月に発効したイスラエルとハマスとの停戦は、
>>2008年12月19日にハマスが終了を宣言。以降約300発のロケット弾が
>>ガザから撃ち込まれた。
イスラエルによる空爆により、罪の無い多くの民間人が亡くなっていることは
絶対に許されるべき行為ではありません。それは非難されるに値すると捉えています。
しかし、その空爆以前にハマスが攻撃を仕掛けていた事を見逃すことはできません。
そのようなことをしても、ガザの和平は手に入れることはできないのも関わらず・・・。
>>『我々は何度も停戦維持を求めた。虐殺は回避できた』
>>アッバス自治政府議長は28日、カイロでムバラク・エジプト大統領との会談後、
>>空爆を誘発した責任はイスラエルとの停戦延長を拒んだハマスにあると非難。
アッバス自治政府議長の見解は正論だと思います。
なぜ、攻撃無くして和平を模索することができないのでしょうか。
ハマスの行動は理解に苦しみます。
非イスラーム教徒の自分には理解出来ない事なのかもしれません・・・。
>>ハマス高官のムシール・マスリは『イスラエルがガザに侵攻すれば、
>>それは紛れもなく冒険的行為だ。
>>われわれは彼らが驚くようなことを準備している』と語った。
マスメディアはイスラエルによる地上侵攻の可能性があると報じていますが、
それだけは絶対に避けてほしいと願っています。
ハマスの強行姿勢によって、罪無き多くの人の犠牲を出さないでほしい。
その昔、旧日本軍の強行姿勢によって、広島と長崎で罪無き多くの人が
犠牲になった事と同じように感じます。
知り合いのイエメン人は言います。
『イスラエルによって多くの女性・子供が犠牲になっている』 と。
地上侵攻が展開されれば、その犠牲者はもっともっと増えます。
そしてガザの閉鎖状態が続けば、助かる人も助からなくなります。
当事者ではない自分が言うのは、アラブ人の方々に失礼かもしれませんが、
今、すべきことは国旗を燃やすことでも、イスラエルを批判することでもなく、
ハマスの攻撃を自制させることにあると感じています。
そしてハマスの自制後、国際社会はイスラエルを制裁しなければいけない。
400人以上の犠牲者を出す空爆は決して許されるべきものではありません。
| イスラム(教) | 11:55 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

お忙しい中、お返事をありがとうございます。
イスラエルにも十分言い分はあるようですが、ハマスがいてはパレスチナとの共存は不可能と考えているようですね。
千人近くの犠牲者も、「気分はよくないが、ハマスが民間人を人間のたてに使っているから」という意見らしいです。
(参考
http://www.iht.com/articles/2009/01/13/africa/13israel.php
http://www.israel-radionews.com/)
これだけ犠牲者が出、憎しみが燃えあがっては、もう、当分は和平や未来志向の関係など無理ではないでしょうか。
実の所、これほどの愚行と悲劇がそのまま続いていること、国連やEUの呼びかけも何の効き目がないこと等を目の当たりにしていると、絶望しか感じません。一旦、相当の犠牲が出て、両者とも強気でいられなくなるぐらいにならないと、決してわからないんだろうな、と。その頃には、「…そして、誰もいなくなった」という状況になるのでないかとさえ思います。
| カイロ在住 | 2009/01/14 03:23 | URL | ≫ EDIT