イエメン(サナア)では写真の『ヘンナ』をしている女性を良く見かけます。
特に結婚式の際、このヘンナを施してお洒落をします。
式によっては式場にヘンナ技師さんを呼び、その場でヘンナを楽しみます。
ヘンナは
ミソハギ科の葉の粉末を水で溶かしたものです。
水の割合や温度によってその色が変わってきます。
入浴の頻度にもよりますが、一週間ほどその装飾が持続します。
※詳細は
Wikipediaに譲ります。
(残念ながら日本語ページはありませんでした)
サナアの旧市街地ではヘンナの粉末を売っている店がたくさんあります。
下記写真の店では専用のカップ一杯で約50円でした。
ちなみにカップ一杯で、片手の装飾ができる程の分量です。
基本的に、ヘンナは専用の用具で丁寧に描くのが正統ですが、
専用の台紙を使うことで子供でも簡単に装飾することができます。
下記写真の台紙は町の雑貨屋で約100円でした。
ヘンナは女性だけの物というイメージがありますが、
男性も髪の毛やひげの染料としてヘンナを愛用している人が居ます。
ヘンナを髪の毛やひげに使うとオレンジ色になるのですぐにそれと分かります。
ちなみに、ヘンナを染料として使ってる男性は年配の人が多いようです。
※写真右側にヘンナでヒゲを染めている男性
知らなかったです。
初めまして、同じアラビア半島に住むものです。
と思ってたんですが、ヘンナで染めてたとは知りませんでした。
オレンジ色の頭のおじさんをたまに見かけて、派手だなぁ
勉強になりました。
| T_Bone | 2008/12/16 12:32 | URL | ≫ EDIT