My Experience In Yemen

青年海外協力隊 コンピュータ隊員の活動日記。

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イエメン人との協働

最近、仕事でイライラすることが多くなってきました。
郷に入れば郷に・・・は分かっています。
現地の流儀を受け入れて活動をすべきと言うことも・・・。


今、私はイエメン人エンジニア2人と協働しています。
一人はDBエンジニア。
一人は自称プログラマー(新卒新人)。

新人は前任(ネットワークの仕事・機器トラブル対応の仕事)
の代わりとして来たので彼の役割は必然的に前任と同様
になるのですが、彼はその経験が全くありませんでした。
にもかからず上長に対しては、
足を組み、腕を組んで
『ネットワークも機器トラブル対応も問題ない』の一言。

どうやらここイエメンでは当たり前の行動のようです。
自分の技術や資格をより大きく表現する事。
自分の経験や知識をより大きく表現する事。

イエメンでは、数時間で終わるような
小さな社内講習会でも修了書を発行します。
そして彼らは座学の講習会で学んだそのことを、
あたかも数年前から実践してきたかの用に振舞います。
あたかも数年前から実践してきたかの用に履歴書に書き込みます。

文化の違い。

ここイエメンでは職が少ないです。
そして物価上昇が少しずつ少しずつ彼らを苦しめています。
そう。生きていくことで精一杯なのです。
なので、自分の能力を過小評価することは、
せっかく得た仕事を逃しかねないのです。
もしくは得ようと狙っている仕事を取りこぼしかねないのです。


・・・にしても、その新人の仕事態度は気に障ることが多々。
基本的に指示待ち人間。
指示が無いときはもっぱらインターネット。
能力を超えた分からない仕事があると
私かもう一人のエンジニアへ丸投げ。
あとは知らん振り。
これでは、スキルも上がらない。

文化の違い。

こんな世の中だから、
デマカセのスキルではなく、本当のスキルを身につける
ことは価値あるエンジニアになれると思っています。
できるならば、彼に本当のスキルを身につけてもらいたい。
彼が成長すれば
彼自身、次の職場(他国への出稼ぎ)へ行くこともできるし、
私自身も仕事が減って、その分他の事が出来るようになるし。

でもいつも悩むのは
言うタイミングや、
言い方や、教え方。

ここは学校ではなく、私も彼も同じエンジニア。
上下の関係もなく、扱う仕事の境域も異なる。
(つまり先生・生徒の関係でもなければ上司・部下の関係でもない)
そして自分はアラビア語もままならない、
よく分けの分からない、コミュニケーションの取りづらい外国人。

そしていつも思うのは必ずしも日本流がベストでは無いということ。
その国、文化でその流儀が異なるとの認識です。
なので、日本のスタイルを説いたところで
必ずしもそれが彼らに受け入れられる事は無いのです。

言うこと、教えることは簡単ですが、
それが彼らに受け入れられて、
持続して実践してくれなければ意味が無いのです。
協力隊員は2年でいなくなります。
『いなくなったら元に戻った』では意味が無いのです。
・・・難しい


インターネットに興じて笑っている新人の姿を見ながら、
そんなことばかり考えている今日この頃です。
CIMG4245.jpg
【写真】・・・勝手に写真に入ってきた見知らぬイエメン人(右)と新人エンジニア(左奥)

| 協力隊活動 | 03:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

To.HALさん

お久しぶりです。
私はボランティアとして、やはり何かを作り出したいと思っています。
日本人が来た証みたいなモノを。
それが形あるもの(ネットワークやデータベース)であろうと
それば形ないもの(イエメン人のスキルアップ)であろうと
一生懸命にそれに取組んでいれば
自己のスキルは後から付いてくるものだと思っています。

でも、その証を作るのは難しいと感じている今日この頃・・・。

| KENic | 2008/02/10 08:24 | URL | ≫ EDIT

ども

お久です。年末は少しお騒がせしました(苦笑)

今回のレポ、胸に響きました。確かに、ぼくらボランティアにとっても「待ち」の姿勢では何も変わらないし、スキルも上がらない。なおかつ、2年で立ち去るものにとっては、その後のことも考えなくてはなりません。
言うは易し、行うは難しですが、それはいつも念頭に入れなければならないとひしひしと感じます。ためになりました。本当にどうもありがとう。

| HAL | 2008/02/06 22:17 | URL | ≫ EDIT















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