My Experience In Yemen

青年海外協力隊 コンピュータ隊員の活動日記。

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サナアの雨

イエメンの首都サナアでは『シトシト』と長時間降る雨はありません。
『パラパラ』と10分ほど降って止む雨か、
『ザーザー』と雷を伴って1,2時間降る雨のどちらかです。
サナアの道路・地下は排水整備がされていないところ多いため、
『ザーザー』の雨が降ると一部の道路は海と化します。
CIMG5057.jpgCIMG5058.jpgCIMG5059.jpg

一旦雨が降ると容易に道を歩くことも出来なくなり、
車の故障も多発するのですが、イエメン人は雨が好きです。
色々な人にその理由を聞いた結果、下記3の理由が多かったです。

・気候が過ごしやすくなる
   標高2300Mに位置するサナアは常に乾燥しています。
   冬になるとその乾燥がより一層強くなり、肌がとても痒くなります。
   また、雨季の日中は日向を歩いていると汗ばんで来る程です。
   そんな環境の中で雨が降ることは
   適度な湿度をもたらし、暑さからも解放してくれるのです。
・水が確保できる
   同僚のエンジニアは田舎に住む親戚の水事情を常に心配しています。
   彼の田舎では、水が容易に手に入らないため
   水源から水汲みをすることもしばしばです。
   そんな中、雨は水汲みをすること無しに家の貯水タンクをいっぱいにして、
   水汲みの労働から解放してくれるだけでなく水源の水位も上昇するため
   水が枯渇する心配もなくなります。まさに『恵みの雨』なのです。
・カートが安くなる
   イエメン人の嗜好品カート
   (http://kenic.blog82.fc2.com/blog-entry-41.html)
   は栽培に多くの水を必要とします。しかし、雨季はその水の費用が浮くため
   その分カートも安くなるようです。また、大量の雨のおかげで
   葉についた埃や農薬も流れるのでより良いカートが流通するとの事です。

日本では特に農業に従事している人などは
雲の多さ・流れや、風の強さ・流れなどから雨が降る降らない
を判断することが出来る人がいます。
その人に聞くと『明日は雨』だとか『もうすぐ雨が降る』と
いうことを予想してくれますが、イエメンでは雨を予想してくれる人はいません。
雨が降るかどうか尋ねると、決まって返ってくるこたえは
『神が望めば雨が降るだろう』です。

イスラム教の教えでは、この世の中に神しか知らない事が5つ(下記)あります。
・いつ死ぬか
    →不慮の事故や病死なども含めて、死のタイミングは神が決める。
・最後の審判がいつあるのか
    →イスラムでは死後、天国・地獄のどちらへ行くかを神が判断します。
     これを最後の審判と言います。最後の審判の日は神が決めるのです。
・お金の事情
    →大金を手に入れることや収入が多い仕事にめぐり合うことは
     神によって与えられる(神が決める)と考えられています。
・男が生まれるか女が生まれるか
    →妊娠した際、それが男なのか女なのかは神のみが知ること。
・天気
    →いつ雨が降るか日照りいつ終わるかは神のみが知ること。

天気については神のみが知ること。
よって、イエメン人に聞いてもその答えは『神が望めば』という回答になるのです。
CIMG5064.jpgCIMG5381.jpg
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【写真】・・・雨が降る前後の比較
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