My Experience In Yemen

青年海外協力隊 コンピュータ隊員の活動日記。

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

イエメン → シリア

■ イエメン

イエメンから帰国後、色々な場所にてイエメンの話をさせて頂く機会が
ありました。特にイエメンで知り合った研究者の方がご担当されている
某大学の授業2コマ(90分×2)にて種々お話できたことは非常に良い
経験となりました。

終了後アンケートから分かったことは

・ 『協力隊』があまり知られていない
・ 『イスラーム=テロ』のイメージが強い
・ イスラームの女性に対する偏見
・ マイナー国イエメン
など。

確かに、私自身も協力隊参加してやっと協力隊のことを理解できたと
思っています。またイエメンについてはどこにその国があるのかすら
分からない状態で必死で情報収集した覚えがあります・・・。

今後もより多くの人に『イエメンと協力隊』のことを知って頂く事が血税
で活動してきた隊員の義務だと感じています。機会・ご要望がありましたら
是非お声を掛けてください。


■ シリア

次の仕事が決まりました。9月下旬から約8ヶ月間、シリアで働きます。
所属先についてはイエメンの時と同様ですが、今回はボランティアでは
無く業務としての派遣となります。そのため、イエメンの時とはまた違った
役割を求められることに期待をしています。

久しぶりの労働です・・・。
69.jpg
CIMG9209.jpg
【写真左】・・・福島県二本松市にて
【写真右】・・・都内某大学にて
スポンサーサイト

| 協力隊活動 | 10:01 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ありがとうイエメン

私は、イエメンの治安状況悪化に伴い2009年5月10日に無事帰国しました。
そして、5月27日のオリエンテーションをもって協力隊卒業となりました。
(任期満了扱いによる特別任期短縮となりました。)

通常の任期よりも1ヶ月と10日早い帰国になってしまったことから、当初予定して
いた配属先でのワークショップや隊員による日本文化紹介イベントが開催できず
に帰国を余儀なくされたことは残念でなりません。しかし、きっと将来このことが
イエメン再訪への後押しになると感じています。


イエメンでお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
日本で気に掛けて下さった皆さん、本当にありがとうございました。
辛かったとき助けてくれたイエメン人の仲間、本当に本当にありがとうございました。


P.S.イエメンネタの記事がまだ数個ありますので、近日中にこれらをアップしますが、
   それ以降はイエメンネタを見つけ次第の不定期更新となる予定です。
CIMG8579.jpg
CIMG8594.jpg

| 協力隊活動 | 23:53 | comments:16 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

修了証好きなイエメン人

イエメン人は講習会や研修修了時に発行される『修了証』が好きです。
外部の研修機関にて、お金を払って修了試験にパスした研修ならば
一定条件をクリアーしたという証明で有効だと思います。
しかし、1,2時間の座学で終わってしまういわゆる社内研修ですら
修了証の発行を求めるイエメン人が多くいます。

その理由は、自分をより売り込む材料とするためです。
以前、転職者の経歴書を見させてもらう機会があったのですが、
ここぞとばかりに色々な情報を書き込んでいました。
もちろん、組織内で実施した講習会もそこに含まれていました。
イエメンでは実務経験ゼロでも講習会修了証さえあれば
もうそれは立派なキャリアの一つになるのです。

-------

前の配属先で行ったワークショップの終了後、
参加したイエメン人の多くから『修了証は発行されるのか』という
問い合わせが多くありました。
実際のところ、座学と講師の指示通りにPCを操作するだけなので
講習会を受けただけでは技術はまだ身についていないのが現状。
同僚も『過去にOracleの講習を受けたことがある』と言った直後、
『今はOracle使ってないから忘れたけどね』と付け加えていました。
ですが、経歴書には『レベルA』として自分を売り込むことでしょう。

-------

先日のワークショップが終わってから一週間後、
IT部の部門長が『修了証作ったよ!まだ、省のスタンプないけど』
と言って見せてくれた証明書は少し上質の紙で綺麗に作られていました。
CIMG6855.jpgCIMG6861.jpgCIMG6860.jpg
【写真左】・・・ 修了証
【写真中】・・・ 配属先(計画・国際協力省)概観
【写真右】・・・ 配属先の駐車場からの景色

| 協力隊活動 | 04:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

PCメンテナンス講習会

今の配属先(計画・国際協力省)に着任してすぐに依頼のあった
講習会がやっと先日開催されました。
お題は『ユーザーが自分で出来るメンテナンス』。

配属されてから気付いたことは、
ユーザー自身の注意や操作でメンテナンスできるにも関わらず
いちいちIT部に持ち込んで対応依頼することが多いということ。
であるならば、ユーザーが自分で出来るメンテナンスを紹介して、
それにより、問い合わせ対応を減らそうという企画を持ち込みました。

内容については下記を取り扱いました。
 ・ウィルスについての啓発
 ・ウィルスソフト(NOD32)の操作方法
 ・ネットワークトラブルの際のチェックポイント
 ・故障防止のメンテナンスについて
   ⇒Windowsシステムツール(各種)の説明
   ⇒UPSについての啓発

今回の講習を第一ステップとして、第二、第三と開催していきたいと
考えていますが、次回のネタが特に見当たらず・・・。
来週は同僚とそのネタについて話を進めていくことになりそうです。

-------------------

話が若干反れてしまうのですが、
今、決めかねているのはここでの働き方および、身の振舞い方。

以前の配属先では、
時間や期限を守らなかったとき、発言と行動が異なっていたときは
いつも怒っていました。

でもここは省庁。
業務に対していくら提案したところで上の承認がないと変えることは無理ですし、
何より(途上国の役人特有の?)余計な業務は増やしたくないとのスタイルから
怒ったところで彼らとの円滑になりつつある関係を壊したくないとの思いが強いです。
実際、今回の講習会の開催に当たっては裏方的な業務
(上への承認、会場予約、講習者募集、講習会広報など)
は全て同僚が進めてくれたため、自分は教えることだけをすればよかったのです。

前任のボランティアは業務や仕事に対する意識を変えようと尽力しました。
確かに日本での仕事の進め方や、仕事に対する意識と比較すると
提言できる点がたくさんあります。
ですが、残念なことに、前任が去ってから前任が吹き込んだ新しい文化は
あまり活用されずに今に至っています。
もちろん、自分がその新しい文化を根付かせようと努めることは出来ますが、
自分が去った後また同じように活用されなければ
自身のボランティア活動が意味無いものになるのではと感じています。
やはり、自分が居なくなっても自分が残した文化を継承してほしい。
それこそが自分が捉えているボランティア像だと思っています。

前任が居たからこそ、自分の活動を絞ることが出来ている今。
前任のボランティア活動に感謝。
でも、未だに働き方および身の振舞い方については模索中です・・・。
CIMG6817.jpgCIMG6818.jpg

| 協力隊活動 | 03:45 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

KOICA(コイカ)PCから思うこと2

前回のBlogの続きです。

配属先が変更(NGO → 省庁)になり、
ボランティア活動を通じて援助の必要性を感じることがあります。
それを下記に。

-----------------

■ ハードディスク(HDD)のフォーマット依頼が多すぎる
■ 故障部品の代替品申請・受取にかなりの時間を要する

前者については、
前職の日本で働いていたときでは考えられなかったことです。
なぜなら、一旦HDDをフォーマットしたら、一からまた必要なソフトを
インストール・設定しなければいけないからです。
PCに不具合が発生したら、HDDフォーマットせずに何とか修復しようと
必死になったものです。

後者については、
配属先では故障部品の『交換申請 → 受取』にかなり長い時間を要します。
2ヶ月前、経理部に購入申請をした部品は未だに来ていません。
当たり前ですが、日本の職場で2ヶ月間もPCが無いなど考えられません。

これらが言わんとしていることは、
PCありきの業務になっていないということ。
別の見方をすると、不必要なPC供与が行われているということです。
本来ならば、
既存または構築予定の運用システムから逆算して、必要なPC台数を算出し、
そしてその台数を援助するのがあるべき姿だと思います。(民間人の視点では)
しかし、現状はHDDをフォーマットすることや、
長期間PCが無くても業務に支障が無い人が多く居ることから、
必ずしもそのような援助にはなっていないようです。

例えば、『XXX国へPC100台供与。総額2000万円の援助。』と
文面だけ見れば援助としてすばらしい印象を受けるかもしれません。
しかし、実際は、
業務においてPCが不必要なユーザに供与PCが行き渡っているかもしれない。
メンテナンスが満足に出来ずに供与PCが物置に行っているかもしれない。
未使用状態で眠ったままの供与PCがあるかもしれない。
ということが往々にして考えられるのです。

大事だと感じていることは、その後のモニタリング。
もちろん計画はあくまで計画のため崩れることは十分に考えられます。
もし、その計画が崩れたならそれを建て直すための援助が必要でしょう。
しかし、残念ながら散見されるのは『やりっぱなし』の援助。
モニタリング(建て直し)無くして途上国が途上国から脱却できるできるのでしょうか。

-----------------

■ インフラの未整備

配属先は省庁と言えど計画停電が多く、
特に停電復旧時には一時的に高電圧が供給されるため
それが原因でPCが故障することが多々あります。

根本的な原因は電気の供給が追いついていないこと。
日本は発電から供給、つまり上流から下流まで整備されているため、
仮に、一時的(季節的)に電力消費量が増加しても、
電力の増産や他施設からの供給、他機関からの売買等で補うことができます。
しかし、イエメンの場合は上流部分が貧弱なため
下流への電送をストップすることで電力量をコントロールしているのです。
そのため、首都サナアと言えど頻繁に計画停電が発生します。

日本は、第一次産業→第二次産業→第三次産業と順に成長してきた経緯があるので、
今後、経済が発展しても過去に形成された産業地盤がしっかりしているため
柔軟に対応することが出来るでしょう。
他方、イエメンは第一次産業→第三次産業と成長してきているので、
経済が発展するにつれて歪が大きくなっていくのです。
(その代表例が上記で説明した電力。)

これらが言わんとしていることは、
援助すべきところはインフラ部分なのではないかということ。
別の見方をすると、PC供与はその次の段階であって
急ぐべきはインフラ整備・増強ではないかということです。
PCは電気を用いるため、電力消費の問題はより影響を与えることになるでしょう。
それに伴い更なる電力供給コントロール(計画停電)が発生するならば、
経済発展の妨げになることは明らかです。

例えば、『XXX国へPC100台供与。総額2000万円の援助。』と
文面だけ見れば援助としてすばらしい印象を受けるかもしれません。
しかし、実際は、
停電が多くそれが原因で供与PCが故障してしまっている。
インターネット網が貧弱なためデータ転送できる量が制限されている。
故障の際、都市部からの代替部品輸送に何日もかかってしまう。
ということが往々にして考えられるのです。

もちろん、デジタル・ディバイドの言葉が意味するように、
PCが使いこなせないことは格差から脱却することはできません。
しかし、一見遠回りに見えるインフラ整備・増強はその格差解消の
近道だと感じています。

CIMG4818.jpgCIMG4818.jpg
【写真】・・・Blog内容と全く関係ないです。
       成長したムハンマド・カーセム・ムハンマド・ホメイディー。
       赤ん坊は良い表情を撮るのが難しいです。

| 協力隊活動 | 10:55 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。